晴れた日は、毎日毎日、種蒔きをしています。木製の小さなガラス温室はいっぱいになっていますが、最低気温も少しずつ上がり、まもなく直蒔きの季節。アメリカ大陸の先住民の知恵を真似して、モロコシ、菜豆、南瓜類の種を同じ場所に蒔いていくことも、始めてみたいと思っています。ヨーロッパから渡ってきた人たちは、先住民たちは農業を知らないと思っていたようですが、自然農で土と作物のことを学ぶと、先住民たちの方法のほうが、植物のことをよく知っていて、無駄がなく、自然の摂理にも合っていることがわかります。
雑草園とは
雑草園は山梨県北杜市にある自然菜園です。土を生かしながら文章そして作品を収穫し、みなさまに出荷しています。
雑という漢字は色とりどりの糸を集めて衣を作る意味から、同じではないものが混じり合いながらひとつに集まっていることを表します。
草は地から芽吹いて上へと向かうところから、物事のはじまりという意味も持ちます。
宇宙のように見えるものは、多様なものが一点に凝縮されて、そしてまた多様に展開していく、その躍動的な姿のほんの一部です。
私たちは雑草に「ぞうそう」というよみがなを付けて、自分たちの住む場所の名前とし、小さな雑誌の名前ともしました。それは、荒れてしまった地面をまた緑豊かな森にする、その最初の一点が雑草の種から始まることへの、畏敬の意味でもあります。
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