野の草のように
自然のままに
力強く生きる

雑草園からの甲斐駒ヶ岳とドームハウスと自然農菜園

甲斐駒ヶ岳を望む小さな森と
自然農菜園とドームハウス

「雑草園」には、甲斐駒ヶ岳を遥拝する祠を中心にして、雑木林と自然農菜園、フラードーム、薪ストーブのある常設テントがあります。雑木林にはカシ類、山桜などのタタエの木々があり、栗やドングリもたくさんの実を落とします。私たちは、土の中の世界とひとつになることを祈りながら、野菜や穀物、芋、果物を育て、それらを糧にして、皆様の「自分メディア」のお手伝いと、自らのアート・クラフト制作、そして自然農的生活の普及活動をしています。

自分メディアのお手伝い

自由な情報が制限され、誰かの決めた「善」に意見を誘導されることは、人間が持つ無限の可能性を劣化させてしまいます。私たちは、ブログやウェブ、冊子、映像の技術支援を通して、皆様の「自分メディア」を応援しています。

アート・クラフト制作

自然はそのままで美しく、精密です。その仕組みには隙は無く、改善したり何かを追加する必要はありません。人間の存在意義、それはクールな自然に一輪の笑顔を咲かせること。自然も微笑む、そんな作品作りを続けています。

自然農的生活の普及

植物は肥料が多いと根に菌の世界を作らなくなります。菌は植物に養分を与えるだけでなく、土全体を豊かにします。化成肥料でも有機肥料でも、たくさん与えればすぐに収穫できますが、土は痩せていきます。自然にまかせれば土は何年か後には豊かになり続けます。どちらのスタイルがこれから必要なのか、その問いかけを続けていきます。

雑草園内図

新しい技術や問題への対策で豊かで調和ある世界を実現することはできません。雑草は自然の叡智のままに個性を伸ばしながら、調和した森林を作り出します。風土が作り出す個性的な環境に、画一的な仕組みを導入すると調和が破壊されます。誰かに都合の良い基準で評価される世の中には、新しいものを生み出す力はありません。

人間の暮らしに正解も不正解もありません。自分の心の声に耳を傾けて、多くの意見を参考にして、毎日の生活に常に「新しさ」を加えることを忘れずに。

雑草園では、子どもから大人まで利用できる、自然と人間のつながりをテーマにした小さな図書館「本の森」を作り始めています。自然菜園の本を読みたい、植物の図鑑を借りたい、古くからの自然信仰を調べたい、自然とのふれあいを描いた絵本を読ませてあげたい…天井が高く円形空間のフラードームで、屋外のキャンプスペースで、そして森の中の小さなベンチで。「本の森」が、本を通して人間と自然のつながりを確かめることができる場になればと思っています。

「本の森」は印刷、ウェブ、映像のワークショップとしても機能します。「自分メディア」を発行する際の作業場として、どうぞご利用ください。

「本の森」では、皆様の本棚に眠っている次のような本を募集しています。

  • 自然農、雑草農法、有機農法、パーマカルチャー
  • 自然信仰、地域の信仰、昔話
  • 身近な動物や植物の図鑑
  • 人間と自然とのつながりを描いた絵本
  • 自然の中の暮らしに関する写真集
  • 自然との接点をテーマにした歌集や詩集

本の状態は問いません。お送りいただきました冊数に応じまして、自分メディアのウェブサイト、ブログ、小冊子、印刷物、映像に関する制作作業にご利用いただけるクーポン券「WATT」を差し上げます。

本の森

本の森

写真はイメージです

水と塩と米

化学物質や遺伝子操作は生きる力を減衰させようとする方向です。自然に育てられた米と野菜を食し、地下深くから湧き上がる水を汲み、自然の塩をしっかりと摂るように心がけています。

空気と太陽を浴びて

自然菜園での作業は宇宙全体と自分とがひとつであると観じられる時間です。菌を含めたすべての生命と調和すること。消毒は不自然な考え方。遮断するのではなく通気を良くして、自分の中から力が湧いてくる生活をしています。

合わない技術は使わない

スマホ、Wi-Fi、5G、太陽光パネル、IH調理器、自動車の電動化…まずは1日だけでも不自然に感じるものから離れる生活をおすすめしています。久しぶりに訪れる静寂の中に新しい発想が賑やかに蘇ってきます。