野の草のように
自然のままに
力強く生きる

雑草園からの甲斐駒ヶ岳とドームハウスと自然農菜園

甲斐駒ヶ岳を望む小さな森と
自然農菜園とドームハウス

「雑草園」には、甲斐駒ヶ岳を遥拝する祠を中心にして、雑木林と自然農菜園、フラードーム、薪ストーブのある種テントがあります。雑木林にはカシ類、山桜などのタタエの木々があり、栗やドングリもたくさんの実を落とします。私たちは、土の中の世界とひとつになることを祈りながら、野菜や穀物、芋、果物を育て、それらを糧にしつつ、3つの森を作る活動をしています。

本の森

何か別の目的のためではなく、ただ表現する。ただ探求する。最初はうまくいきませんが、あきらめずに表現する。探究する。その軌跡が綴じられた本は、また次の人の表現、探究の種となります。本の形は自由です。ブログでも映像でも、小さな雑誌でも。一人ひとりの蒔く種が、多くの人の実に結ばれるように、私たちも表現し、探究し、本作りのお手伝いをしています。

絲の森

綿や草の繊維から絲はできます。絲を草で染めると色が付きます。できた絲を手で編んだり、手で織ったりすると、暮らしに使えるものになります。自然の恵みに人の手作業を加えると、とても温かい世界が広がります。

食の森

種をつなぐことは誰にでもできます。種を蒔き、収穫し、いくつかを完熟させて種にして、次の春まで守ります。また種を蒔き、収穫して、いくつかを残して種にして。種は毎年毎年、増えていきます。そしてその土地に合った種に変化していきます。自然菜園では土も毎年毎年、自然に肥えていきます。私たちは終わりなく、豊かにどこまでも循環を描く「食の森」を広げています。

雑草園内図

誰かが考えた解決策を一律に適用するだけでは、豊かで調和ある世界にはなりません。野の草たちは自然に内在する叡智のままに個性を伸ばしながら、結果として調和した森林を作り出します。風土と時間が作り出す個性的な環境に、画一的な仕組みを導入すると調和が破壊されます。誰かに都合の良い基準で評価される世の中には、新しいものを生み出す力はありません。

人間の暮らしに正解も不正解もありません。自分の心の声に耳を傾けて、多くの意見を参考にして、毎日の生活に常に「新しさ」を加えることを忘れずに。

水と塩と米

化学物質や遺伝子操作は生きる力を減衰させようとする方向です。自然に育てられた米と野菜を食し、地下深くから湧き上がる水を汲み、自然の塩をしっかりと摂るように心がけています。

空気と太陽を浴びて

空気の遮断は自由な発想を阻害します。消毒も不自然な考え方。菌を含めたすべての生命と調和し、自然な流れを大切にして、自らの中から力が湧いてくる生活をしています。

合わない技術は使わない

スマホ、Wi-Fi、5G、IH調理器、自動車の電動化、人工知能…まずは1日だけでも不自然に感じるものから離れる生活をおすすめしています。久しぶりに訪れる静寂の中に新しい発想が賑やかに蘇ってきます。

本の貸出を始めました

雑草園のBOOKCAFEにて、雑誌「雑草」の読者の皆様を対象に、本の貸出を始めました。貸出期間は1ヶ月。ご希望の本を右下の「無料購読」からお知らせください。通常はクリックポストにてお送りいたしますので、返却はスマートレター等でお願いいたします。雑草園のポリシーにて消毒はしておりません。返却時も消毒は不要です。貸出料金はございませんが、お送りする際の料金を目安に、返却時に84円切手を同封いただけますと、雑誌「雑草」の郵送に利用できますのでありがたいです。

お貸しできる本の例

  • 「自然農法 わら一本の革命」 福岡 正信(著) 春秋社
  • 「自然に還る」 福岡 正信(著) 春秋社
  • 「パーマカルチャー 農的暮らしの永久デザイン」
    ビルモリソン, レニーミアスレイ(著) 農山漁村文化協会
  • 「植物と叡智の守り人」  ロビン・ウォール・キマラー(著), 三木 直子(訳) 築地書館
  • 「ケルト 再生の思想」 鶴岡 真弓(著) 筑摩書房
  • 「自然流家庭菜園のつくり方」 徳野 雅仁(著) 洋泉社
  • ポール・スミザーの「これからの庭」 ポール・スミザー(著) 主婦の友社
  • アースダイバー 中沢 新一(著), 大森 克己(著, 写真) 講談社
  • 手づくりのすすめ 自然食通信編集部(編集), 宮代 一義(イラスト) 自然食通信社
  • とっておき山菜利用術 橋本 郁三(著) 農山漁村文化協会
  • 図説 穗髙神社と安曇族 龍鳳書房(編) , 穂髙神社(監修) 龍鳳書房

貸出中の場合は本の準備が整い次第、お送りいたします。本のリストは少しずつ追加いたします。

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