秋のはじまりに新しい「雑草」を発行しました。写真は以前にフランスで購入した布に、甲府で購入したパリの街路標識の飾り物を添えて撮影しました。雑草園の標高は670メートル。それでも暑い日が続いていますが、毎朝1時間程度の菜園作業と、新鮮な夏野菜の料理が元気にしてくれます。このあたりの秋はすぐにやってきます。太陽と暑さから活力をいただいて、夏の1日1日を楽しみたいと思います。新しい「雑草」は毎日、少しずつ印刷、製本のうえ配布いたします。
雑草園とは
雑草園は山梨県北杜市にある自然菜園です。土を生かしながら文章そして作品を収穫し、みなさまに出荷しています。
雑という漢字は色とりどりの糸を集めて衣を作る意味から、同じではないものが混じり合いながらひとつに集まっていることを表します。
草は地から芽吹いて上へと向かうところから、物事のはじまりという意味も持ちます。
宇宙のように見えるものは、多様なものが一点に凝縮されて、そしてまた多様に展開していく、その躍動的な姿のほんの一部です。
私たちは雑草に「ぞうそう」というよみがなを付けて、自分たちの住む場所の名前とし、小さな雑誌の名前ともしました。それは、荒れてしまった地面をまた緑豊かな森にする、その最初の一点が雑草の種から始まることへの、畏敬の意味でもあります。
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