雑誌「雑草」 2025年5月18日 雑草の道8 静岡県掛川市。茶畑の中の細い道をさらに右に曲がった山道の先に「ねむの木こども美術館 どんぐり」がある。ネットで見たそのままドングリのような屋根が気になって、その場所を訪れてみた。芝生の中をゆるやかに ... 続きを読む
雑誌「雑草」 2025年2月18日 雑草の道7 神奈川県真鶴。伊豆半島の東側にあるとても小さな半島。その先端は原生林に覆われ、海に魚を呼ぶ森として手厚く保護されている。伊豆半島の付け根の東側にあるのが真鶴なら、西側にあるのが三島。真鶴から三島へは熱 ... 続きを読む
雑誌「雑草」 2024年11月20日 雑草の道6 古い道を歩く。道端の大きな木の下に馬頭観音さんが祀られている。遠くに見えていた集落が近づいてくる。入口には門が立っている。庚申塚もある。ここから先は集落の中。目に見えない確かな境目はあるけれど、特に閉 ... 続きを読む
雑誌「雑草」 2024年8月14日 雑草の道5 東京から山梨に向かう道は二つの峠を越えていく。小仏峠そして笹子峠。小仏峠は江戸時代に盛んに利用された山道と、明治にできた南へ大きく迂回する車道、そしてトンネルで峠の下を穿つ鉄道と高速道路で向こう側へと ... 続きを読む
雑誌「雑草」 2024年5月26日 雑草の道4 以前に街で働いていた頃の話。私の事務所のまわりは住宅街で、その向こうには高層ビルが並んで見えていた。すぐ近くにも高さ二三四メートルのビルが見上げるように存在した。車の途切れない片側四車線と二車線の道が ... 続きを読む
雑誌「雑草」 2024年2月12日 雑草の道 3 笛を吹く人にとってドーナツ化した人たちは欠かせない。心の中心を誰かに明け渡した人たち。それは特殊な集団に多い印象だけれども、普通の集団においても広く分布している。例えば官僚組織。戦争でも薬害でも感情を ... 続きを読む
雑誌「雑草」 2023年11月19日 雑草の道 2 田子ノ浦にある富士塚を訪れた。ここの海岸は薄く丸くなった石ばかり。この石を富士山登拝の出発点として積み上げていったのがこの富士塚。私たちはこれから富士山に登るわけではないので、本物の富士山と重ねて拝ま ... 続きを読む
雑誌「雑草」 2023年8月15日 雑草の道 1 雑草と呼ばれる草たちを想う。少しのチャンスを絶対に無駄にしない。小さな土と少しの水とちょっとした陽光があれば、すぐに発芽し、すぐに生長し、すぐに花をつけて種を増やす。草たちはただそれを繰り返す。チャン ... 続きを読む